福岡県で自動車保険に加入しようとする場合の気をつけるべきポイントを掲載しています。
福岡の交通事故というと一番最初に浮かぶのが2006年8月に福岡市東区にある海の中道大橋で起きた3人の子どもが犠牲になった事故です。原因が飲酒運転だったこと、対応が悪質だったことから、福岡県というと飲酒運転の悪質な事故が多いというイメージがありますが、そのイメージは少々偏りがあります。福岡県だからといって飲酒運転が多いわけではありません。
福岡県では交差点での事故が多い
福岡県で多い事故は交差点での事故です。交差点での事故は全国でも他の道路のどこよりも発生率が高いのですが、福岡県の交差点での事故率は他県に比べて多くなっています。その理由については交通量の多さ、交通マナーの悪さ、道幅が広い、見通しが悪いなど様々な点が議論にあがります。
福岡県内で事故が多い交差点
1.千鳥橋交差点
2.渡辺通1丁目交差点
3.東田高炉広場入口交差点
4.バイパス朽網交差点
5.津田西交差点
非科学的な話ですがこのような交差点は事故に遭って亡くなった人の霊が事故を招くといって怪談スポットになることがよくあります。霊が事故を招くというのに根拠はありませんが、事故になりやすい状況というのはよくあります。「ここは事故が起きやすい」と意識することで事故に遭わなくなるので、上の5スポットを走行する人は注意しましょう。
交差点での事故の過失割合は五分五分
事故が起きると原因を調査し過失割合が決まります。速度超過や信号無視など相手に比があることが明らかな場合は相手の比率が高くなりますが、それにもドライブレコーダーの映像など証拠が必要です。証明する何かがないケースや特段相手だけが悪いという時以外は事故起こした場合の過失割合は五分五分になってしまいます。 過失割合が50%の場合、あなたの保険を使って相手の車の損害額(修理費用)の半分を出し、相手も貴方の車の損害額(修理費用)の半分を出します。残りの修理費はあなたに出す必要があります。車両保険に加入していればそれを利用して実費を出さなくても車を直すことができます。 事故を起こした時の保険金額は、「損害額(保険金)を受け取ること」と「修理を行うこと」は別の問題です。損害額はあくまでも修理見積額(相手の同意が必要)であり、保険金を受け取ったからといって修理をしなければいけないわけではありません。修理する・しないは保険会社ではなくあなた自身がして、修理してもしなくても、一部修理で終わらせても構いません(その後起きる事故のリスクについては別問題)。
修理しない車での走行は違反ということもある
車検という義務が車両に課せられているように、公共の道路の安全性を維持するために一定の安全性が確保された車で走らなければいけません。ライトが壊れているなど周囲に迷惑をかける車で走行すると違反ということになり罰金を支払うなどペナルティを受けることがあります。 交差点での事故の場合、バンパー部分とボディの右側を壊すケースが多いです。速度によってはエンジンやエアコンを交換する必要があります。
パーツ別修理費用(平均)はいくらぐらい?
・エンジン交換 50~90万円
・エアコン交換 20万円
・ドア交換 5万円
・バンパー交換 5~20万円
・フレームの修理 10~100万円
部位によって修理費用が大きく異なり、エンジンやフレームは壊れていると走行できません。50%を相手の保険金で補てんするとしても自分でもかなりの金額の負担が必要です。交差点の事故など、車が正面からぶつかった場合は重要かつ修理費が高くつくところが複数壊れるケースが多いので修理費は記したよりもかなり高額になると思うべきです。直ぐに現金を用意できないこともあるので車両保険に入ることをおすすめします。
福岡県民におすすめの自動車保険
車両保険は自動車保険と別に入る様な形になるため、車両保険をつけると保険代は一気に増えます。自動車保険には代理店型と通販型があります。インターネットなどで加入するなど人件費を大幅にカットしているので通販型は代理店型の保険に加入するよりも保険料が安くなります(通販型の保険料は代理店型の約半分)。 代表的な保険会社10社で車両保険をつけた場合、次のような形になります。保険料は車種などで大きく異なるため表示しません。
車両保険をつけて安い順
1.SBI損保
2.イーデザイン損保
3.チューリッヒ
4.セゾン自動車火災
5.三井ダイレクト
6.アメリカンホームダイレクト
7.ソニー損保
8.アクサダイレクト
9.セコム損保
10.東京海上日動 ← 代理店型の第1位
車両保険について「車の価値」も大切になってくるので、長く乗っている車や中古車の場合は車両保険の対象外となることもあります。必ず車両保険をつけるときには事前に確認をとりましょう。