テレマティクス保険で損保会社の未来が変わる!?問題点が解消

その他自動車保険関連

今までの従来式自動車保険に於ける問題点が大きく浮上してきていて、各損保会社ではその対応に苦悩しているという現状がある。問題点を以下に列挙してみよう。

 

悪質ドライバーの増加とその情報を格納している格納庫の増加

自動車保険請求に関して判別に困難を伴う保険金詐欺の増加

保険事業に於けるコストの増加

その結果としての保険料の値上げ及び契約者数の減少と保険収入の減少

 

等が各損保会社を直撃している。この現象は日本に限らず、グローバル化していて強いインパクトを与えている。当然、国、文化、慣習等に依存する要素である。ということはお互いに影響し合うということにもなってきている。

一国の損保事業の隆盛が他の国に影響を及ぼすことになってしまう。即ち、文化、環境等の違いに立脚したグローバルな視点での戦略がますます重要になってくるであろう。

 

グローバル視点における重要なことは以下の3点ではないかと考えられる。

[モニタリング]

ITに関するテクノロジーが広まっていく中で、全社的な観点でのリスク管理、保険計理、商品開発をコアとした部門及びこれらが関係する横割り的な部門でのモニタリングが重要となってくる。別の観点からみるとどう組織を編成して運営を図っていくということも重要になろう。

 

[アナリティクス]

様々なテレマティクス・データの収集、及びデータ分析、利用法等について究明していきながら、保険料率における設定、保険引受査定において日々新たなことを追い求めていき、変化をもたらしていくかがポイントとなろう。

 

[ストラテジー]

色々な分野における取組、例えば、商品設計面、保険料率の設定、営業、会社がカバーするエリアの拡大面等に対する影響はどうであるか?

自動車、ネットワーク、通信等を含めた他業態とのパートナーに対し、どうコラボしていくか? あるいは、本年、次年度の短期事業計画及び中長期における事業戦略をどう描いていくいくか? などなどが非常に大事になってくるであろう。

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