自動車保険における保険詐欺、有り得るのか?という疑問を持ってしまう人が大多数ではないかと思う。ニュースで保険金詐欺事件が報じられるのは殆どが殺人が絡んでいて金額も大きい。自動車保険での詐欺は異質なものではないかと思い、調査しました。

 

まず、考えなくてはならいのは損保においては実際の被害額に応じて保険金が支払われることである。ということはいままでの保険金詐欺をそのまま思い込んでいるとまずそう。頭の中を真っ白にしてコトに当たることが肝要であろう。

 

ここで、一つの事例を紹介しよう。福岡県で実際あった事件、それは6名の男女が共謀してわざと交通事故を起こして自動車保険金を約730万円を騙し取るという事件である。また、大阪では、某会社の社員が交通事故に巻き込まれた結果、長期に及んで仕事に就けないとして損保会社から保険金を騙し取る事件が発生した。

この大阪の事件では損保会社の社員が主体となって不正に請求する話を持ち込んだことが発端となった事件で、この社員は案の定逮捕されるに至ったのである。このように詐欺には影に隠れているという特殊性が帯びていることが判明した。

 

その結果、詐欺防止を防ぐための新しいシステムが損保協会で開発されて運用に至っている。

 

では、改めて自動車保険を狙った手口を以下にピックアップしてみよう。今、メディアで騒がれている振込め詐欺、出会い系詐欺等に隠れるようにして、詐欺師は自動車保険詐欺を虎視眈々と狙っている。その理由は請求する難易度が低く、かつ発覚の恐れも低いことが挙げられる。

 

自動車保険の詐欺/犯罪の手口一覧

 

①損保会社に強力する人が存在する : 

この問題は根が深く給与体系が大きく影響していそう。損保保険営業職の給与体系が歩合給(コミッション制)であれば、固定給は低めに設定さていて、歩合給の如何によって給与の幅が大きくしまう問題が発生してしまうのではないかと思われる。

つまり、自分のお客様を多く持てば持つほど成果に反映されて給与は潤ってくる。このことが問題になってくると考えられる。先述した大阪の例がまさしくこの例に当たる。

保険加入者を一人でも多くするために自分が主導して保険金の不正請求という行為を行なってしまう。つまり、見かけ上のwin winの関係そのものである。

 

②不当な治療費請求 : 

診断書の不当作成によって、治療費を水増しして請求する詐欺である。

 

③休業補償 : 

休業日数等を水増しして不正に請求するケースである。

 

④故意による物損事故と慰謝料請求 : 

わざと価値のない骨董品や美術品を車に載せて事故を起こして保険金を不正に請求する。その上、破損等による慰謝料を不正に請求する。

 

⑤故意による盗難 : 

盗難を故意に装って保険金を不正に請求する。

 

⑥横断歩道を横断する歩行者が徐行する車にわざとぶつかるケース :

車のサイドミラーなどに故意にぶつかって和解金をだまし取る手口である。「当たり屋」と呼ばれる犯罪者たちの手口ですね。

 

⑦普通走行している時に突如急ブレーキをかけて故意に追突されるようなケース

道路交通法上後ろからぶつかったほうが悪くなるというケースが多いため。例えば前から突如猫が飛び出して来てブレーキを掛けたと言われれば車間距離を開けていない人が悪くなるという場合があります。その場で現金を請求してくる人もいます。

 

⑧車線変更する際に進入者に故意にスピードを上げて接触事故を起こすケース

 

⑨交通ルールに違反した車を選んで、その車に故意に接触事故を起こすケース

 

⑩飲酒運転の車に故意に接触事故を起こして、「飲酒運転」を口実にして和解金をつり上げる詐欺

 

⑪一端和解という示談した後になって、脅しにかかり和解金を追加請求。

必ず警察が来るまでその場を離れないようにすることである。これは極めて質が悪いので要注意である。

 

こうした詐欺に注意しなければならないことは発覚した場合には最高10年以下の懲役刑が科されてしまうことである。また、騙し取った保険金は損保会社に全額返還しなければならないことである。このことを充分留意する必要がありそう。