何らかの諸事情によってクレジットカードを持つことができないというケースにおいては、デビットカードを申し込むことを考えるのではないかと思います。そこで、デビットカードで自動車保険の支払はできるのであろうかという課題について、述べてみます。

デビットカードでの決済は決済時点で指定口座に残高不足がないことが最大のポイントです。これは仕方のないことです。カードを利用する瞬間に即、指定の口座から利用金額が引き落とされることが起因となっています。

 

デビットカードは預金口座と紐付けになっている決済用のカードのこと

 

これらをトータル的に勘案しますと、デビットカードでの支払可の保険会社及びデビットカードのブランドに制限が設けられていますことに充分留意することです。

 

デビットカードの支払いが可能な自動車保険会社一覧

デビットカードでの支払対応可能な保険会社はこちら】

■支払可能な保険会社詳 細
損保ジャパン日本興亜VISAに限定されたデビットカードのみ取扱可能。
ソニー損保クレジット機能付きのJCB、VISA、MASTERのデビットカードに限って取扱いが可能。
SBI損保VISAデビットカードに限ります。
チューリッヒ自動車保険該社が認めているクレジットカード会社が発行しているデビットカードに限定されます。

 

現在、デビットカードでの支払が可能な会社は主に4社ありますが、4社とも一括払いのみで、分割払いはできないことに注意することです。但し、ソニー損保においてはクレジット機能が付加されているカード(JCB、VISA、MASTER)に限定されている理由により、11回の分割払いが可能です。これらのカードにクレジット機能がなければ、分割払いはできないことに留意することです。

 

デビットカードでの分割払いは不可! 一括払いのみ可能!

 

要はデビットカードとはいえ、預金している預金口座から即刻引落しが行われる仕組みであるため、損保会社では、預金口座引落し等の諸手続きが煩雑になることを避けていることがありそうで、取扱を渋っていると想像します。特に分割払いにおいては顕著であると考えられます。裏を返せば、債務を負うことは全く不可能であることがいえます。逆にクレジットカードは債務を負うことが可能なカードあるともいえます。このことを明確に理解することが何よりも重要であるといえます。