2010年頃から長期契約の自動車保険に関する商品が発売されています。この商品に魅力を感じてユーザーは着実に増加しました。しかし、3年契約保険には必ずしもメリットばかりではなく、デメリットもあるのが実情です。
3年契約の途中解約 メリット
3年契約を交わすと3年間は保険料は変わりません。あくまでも、長期契約の狙いは保険料の値上げを抑えることにあります。決して保険料を下げることではありません。このことをしっかりと抑えておくことが肝要です。
また、携帯電話やスマホ等の場合は途中解約をすれば、必ずといっていいほど違約金が発生しますが、自動車保険の場合は長期契約であっても違約金は発生しません。
ただし、注意しなければならないことは自動車保険の更新が1年単位かつ自動で行われるシステムで構成されているため、年単位の補償開始日、つまり始期応当日(年ごとの補償開始日)から1年以内の解約叉は変更を行う場合に限ってペナルティが発生しますので、この点に留意することが肝要です。
長期保険は保険料の値上がりはありません
3年契約の途中解約 デメリット
長期保険に関するデメリットは殆どありません。しかし、長期契約期間中に、今までの免許の色がブルーから新しくゴールドに変わる場合です。ここで大事なことは、ゴールド免許割引についての基本は、「契約開始時点における記名被保険者の免許の色である」という点です。
このようなケースでは、免許の色が変わるタイミングを見計らうことがポイントとなります。契約期間中は免許の色の変更にはできません。従って、一旦、1年契約を選んで契約を行い免許の変わってから長期契約すなわち3年契約に切り替える手続きを取ることを勧めます。
最近では、契約期間中であっても切換が可能な保険会社も出て来ていますので、事前に相談することを勧めます。この場合でも、切換/乗換時期及び保険料算出方法等について委細に亘って確認を行うようにしましょう。
長期保険(自動車保険3年)契約に加入しましょう
保険会社の乗換、免許色の切換更新及び時期タイミングは必ず始期応当日を基準にすることが肝要です。
保険会社の乗換や解約は始期応当日を基準にしましょう
<注>始期応当日とは年ごとの補償開始日のことを示します。