自動車保険はブラックリストがあるのか?

その他自動車保険関連

結論からいいますと、自動車保険にもブラックリストは存在します!

自動車保険 ブラックリストに載ってしまう要因

殆どが交通事故を多く起こす人が対象になっています。

その内訳をみますと、100%契約者に非がある場合や過失割合が非常に高い場合の事故が大半を占めています。自損事故、加害事故、単独事故等を2年間に3回以上を起こしますとブラックリストに掲載されてしまいます。

自動車保険 ブラックリストに載ってしまうとどうなる?

一旦ブラックリストに載ってしまいますと、契約者、自動車の修理工場、整備工場、保険関係の代理店他その関係先が設定されていることから、たちまち情報が行き渡ってしまいます。交通事故の多発は自動車保険の契約にも重大なインパクトを与え、しまいには契約を断られる破目に陥ることにもなってしまいます。

こんな例があります。長い間無事故で20等級の優良運転者のケースですが、18歳になって念願叶って運転免許を取りました彼の子息が優良運転者である父の車を借りて運転した時の話で、何と子息はわずかの8ケ月の間で100%過失に交通事故を5回起こし、さらに自損事故を起こした例です。

結果的には、等級は20等級から5等級までダウンし、子息が18歳という若さからくる保険料は高くついてしまいました。優良運転車の父は「もう二度と車を貸すことはしない!」とぼやいていました。

その他ブラックリストに載ってしまう要因

その他にも、酒を飲んで運転した人は即刻ブラックリストに載ってしまいます。この中には酒気帯び運転、酒酔い運転等酒を飲んで運転した人すべてが対象となります。交通事故を多発した運転手と同様、自動車保険の契約や更改を謝絶、拒否することが起きてしまいます。

さらに、最も悪質な保険金を騙し取る「保険金詐欺」もブラックリストの対象となりますが、残念ながら保険金詐欺の立証は極めて難解ですが、黒ではなくグレーとして要注意人物としてピックアップされてしまいます。また、薬物運転もブラックリストの対象者になります。

他に、交通事故状況に関して偽りの報告をしたり、運転車限定の特約でよくある話ですが、その条件でない人が運転していて事故を起こし運転手を偽って報告したような場合全てブラックリストの対象者になってしまいます。

とにかく嘘の報告は発覚するとブラックリストに載ってしまいます。

現在は個人情報保護法の影響を受けて、ブラックリストの共有については定かではありませんが、保険契約履歴に関する照会等が行われることから充分留意することが肝要です。

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