自動車保険は満期日をもって契約終了となることがベースとなってるので契約期間が切れれば重複せずに済みます。しかし前もって契約解除を伝えるのが重複を避ける一番の方法です。どうせ契約期間まで数日しかないので契約解除の連絡をせずに放置している人がいますが契約当初時点に自動継続の特約を付加している方は契約は続行されてしまいます。
よって、現在加入している保険会社から他社へ保険契約を変更する場合は、自動継続特約を付加していれば、直ちに各保険会社に継続を断ち切る連絡を行うことが肝要です。また、満期日が他社移動日より前か否かによって対処が変わってきます。そこで、他社に移動する場合の主なチェックポイント3つを列挙してみます。
他社に移動した際の気をつけるべきポイント!
✦満期日前の他社移動はデメリットが多い
・・・ 満期日より前に保険の乗換を行う場合は手間が必要以上にかかってくるというデメリットが多くなってしまいます。これは出来るだけ避けるほうが良いと考えます。満期日と同期をとりながら保険の移動を行うことを勧めます。このようにすれば、移動後の新規の保険証券が届くことになり、保険金をきちんと払っていれば、満期日をもって移動前の保険は自動的に解約されて無効になります。
ということは、何といっても無保険期間の発生を防ぐことが肝要です。さすれば、いつでも安心して運転することが可能となります。また、満期日以前に契約を解約すれば、解約返戻金が発生して手元に解約返戻金が戻ってくることになります。
移動前の保険解約日と移動後の保険開始日は必ず一致させるようにすることです!
保険期間の重複は基本的には不可能といえます。移動前の保険内容と移動後の保険内容と比べて、自分にとってどちらが適しているかを吟味して決めることが肝要です。等級をリセットしようとして移動を検討、或いは事故歴を消そうとして移動を検討する場合があるのではないかと考えられますが、全く無意味です。
✦事故歴 ・・・ 必ず引き継がれていきます。つまり、共有されることになっているのが基本です。
事故歴は必ず共有されます!
✦等級の引継 ・・・ 引き継がれていくことが基本となっています。移動前に事故を起こして保険の補償を受けた場合は、必ず移動後は等級ダウンの憂き目に遭うこと間違いなしです。しかし、契約期間中に保険を移動すると、等級の進みが遅れて保険料にデメリットが生じるリスクが生まれます。つまり、移動した場合は、移動後の保険開始日から1年となっているため、変更前の期間は無視されてしまいますという理由によってリスクが生じてしまうのです。
このリスクをなくために、保険期間通算特則が移動後の保険にあれば、この特則を利用することで、等級等が引き継がれていくことになります。この特則の適用が可能か否かを移動しようとしている保険会社に対してチェックを行って、保険会社の選択基準にすることが肝要です。
保険期間通算特則は等級の円滑な引継を可能とします!