そもそも解除と解約はどこがどう違うという疑問にぶつかってしまいます。このことをきちんとしておくことが肝要です。解約とはある契約を自分自身の意思で契約を自主的にやめることをいいます。
つまり能動的な行為です。これに対して解除とは、契約が自動車保険とすれば、保険会社の意思によって契約を強制的にやめさせられることをいいます。
では、どういう時に解除が起こり、解除におけるデメリットはどのようなモノがあるのかをみていきます。解除の起因は主に4つに類別されます。
自動車保険を強制解除される理由一覧
解除における4つの起因 | 保険料未納 | 保険料の支払が2ヶ月以上に及んで滞っているケース。但し民法上は未納が発生した時点で即解除ができますが、支払猶予期間が設定されていることから未納月の翌月までは解除されることはありません。未納について注意することは、滞納した状態で解除に陥った場合はその以降の再契約は難しくなってしまうことです。従って、滞納した場合でも速やかに2ヶ月分の滞納の支払を対処することが肝要です。 |
告知義務違反 | 契約時、保険会社の方から契約者に関する年齢等の聞かれて上で約款が作られますが、この約款の内容に関して虚偽が発覚すれば、解除の事由となり解除されます。 | |
通知義務違反 | 住所の変更、名義変更、車種変更、使用目的等契約に関する内容に変更が発生した場合に、契約保険会社に告知していないケースがこれに該当します。とにかく契約当初に対して何らかの変更が発生した場合は速やかに告示すべきです。 | |
重大事由 | 保険金を騙し取ることを目的に故意に虚偽報告してしまうことがこれに該当します。重大事由で一旦解除された場合は支払われた保険金の返還の請求をされますし、それ以降、全ての保険会社との契約はできなくなる可能性が極めて大となります。 |
強制解除された場合の再契約はできるの?
解除された場合に、再加入はどうかという疑問に対しては、
契約解除を受けた場合でも、再加入は可能です。
ただ、無条件とはいきません。いろいろな制約条件が出されて選択肢は狭まってきます。自動車保険再加入にあたっては虚偽の情報を告示することは避けることが何より肝要となってきます。