パート通勤はレジャー使用になるかどうかの課題ですが、課題のポイントは週にどの程度の頻度で車を使用するかという点です。
日常・レジャー目的における使用頻度は週に1~4日程度の範囲に限定されます
つまり、週に5日以上、もしくは月に15日以上の使用頻度で通勤目的に利用するか否かで判断されます。この点をしっかり抑えることです。
本人がこの条件をクリアしておけば、例え配偶者、又は友人が自動車保険における契約している使用目的以外に車を運転していて事故に遭遇した場合でも補償範囲内で補償は受けられます。これはあくまでも本人が車利用条件を満たしていることがキーとなります。
自動車保険の利用目的の判断基準は「平均して月に15回運転する」ことにあります
毎月平均して15日の運転する条件が、概ね自動車保険の利用目的の判断基準になっています。ということは、契約時に目的を日常・レジャーとして届けた場合は保険会社は厳しく判定しますので、機能されないことにならないように十二分に留意することが肝要です。
あとになって、「そんなことは全く知らなかった」では済まされないことになります。再度、通知義務違反になっていないかのために保険証券や約款等を見直すことです。さもなくば、違反が発覚すれば、保険会社からの支払拒否を受けることになります。再点検について整理してみましょう。
1)1ヶ月当り15日以上車を仕事で利用している場合は、「業務使用」に目的の変更を行うこと。さもなくば、通知義務違反として取り扱われることになってしまいます。
2)通知義務違反が発覚すれば、保険金の支払がなされないことになります。ここで要注意です! 通知義務違反を知らずに放っておいたとすれば、実際の変更した日まで遡って変更します。そうすることで、放っていた期間に遡って保険金が支払われることになります。但し、悪質でないことに限ります。この起因は代理店型においてお客様にきちんと丁寧に説明をしていないことにあります。
3)車の利用目的が「日常・レジャー」から「通勤・通学」、「通勤・通学」から「業務」に変更するに伴って、保険料は高くなっていきます。
4)今、自分が加入している自動車保険はリスク細分型かそうでないかを確認することです。運転者の年齢や性別、その運転手の過去の運転歴、車種、利用目的、免許証の色、安全装置の有無等を事故発生確率を弾き出して保険料を決める仕組みの保険がリスク細分型保険です。