インターネット及びセキュリティ等の普及と進化により、自動車保険業界でも紙ベースの証券からweb証券に移行する保険会社が増加している傾向にあります。紙ベースではないweb証券であっても、紙ベースの証券とは効力においてはなんら違いはありません。
web証券はデジタル情報としてエビデンスの役割を果たしています。紙でないと心配だという人もいるかと思いますが、全く杞憂にすぎません。
web証券にアクセスするためには、必ずログインが必要となってきます。ログインするためには、ログインIDとパスワードが必須となりますが、これは予め契約する損保会社からweb確認を行うための登録するガイダンスが契約者本人宛にきます。そのガイダンスに則って登録の手続きを進むことになります。
登録の方法は各保険会社のシステムでマチマチですが、この登録段階で本人が決めたログインIDとパスワードを登録します。この際、ログインIDとパスワードは他言しないことが非常に大切になってきます。
登録時点でさらに重要なことは、紙ベースと同様、証券番号、契約者名、郵便番号、住所、電話番号、生年月日、メールアドレスが必要になってきます。とりわけいちばん重要なのは証券番号です。保険証券、契約手続き確認はがき、解約確認メール等に必ず記載されています。
とにかく、ミスをしないように集中することです。こうするこで、従来の紙ベースと変わらないものになり、全く同一の機能を果たすことになります。と同時に重要なことはログインして必要な要件を果たしたあとは必ずログアウトすることを忘れないようすることが肝要です。特にスマホで操作を行う場合には注意が必要です。
ログイン後、契約したweb証券を印刷して手元に保管することが出来ますので、プリンタを持っていれば、印刷して保管することも安心材料の一つになります。
web証券発行保険会社一覧表
手軽にWEB証券を確認出来る保険会社とそうでない会社があります。確認しやすいように一覧で記載致しました。
東京海上日動火災保険株式会社 | トータルアシスト自動車保険契約内容に関するweb確認ページあり |
損保ジャパン日本興亜株式会社 | THEクルマの保険契約内容に関するweb確認ページあり |
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 | タフ・クルマの保険契約内容に関するweb確認ページあり |
三井住友海上火災保険株式会社 | GK クルマの保険契約内容に関するweb確認ページあり |
共栄海上火災保険株式会社 | くるまるKAPにweb証券の確認ページはなし |
日新火災海上保険株式会社 | 個人向け自動車保険「ユーサイドほか」契約内容に関するweb確認ページあり |
朝日火災海上保険株式会社 | 個人用自動車保険ASAPにweb証券の確認ページはなし |
富士火災海上保険株式会社 | くるまの保険「FAP」に契約内容に関するwebweb確認ページあり |
AIU損害保険株式会社 | 「e証券」に契約内容に関するweb確認ページあり。但し、要望したのみを対象。 |
CHUBB損害保険(元エース損害保険)株式会社 | 自動車保険にweb証券はなし |
ゼネラリ保険会社 | 自動車保険ビアンカにweb証券の確認ページはなし |
三井ダイレクト損害保険株式会社 | 「三井ダイレクト自動車保険」に契約内容に関するweb確認ページあり |
イーデザイン損害保険株式会社 | 「イーデザイン損保自動車保険」に契約内容に関するweb確認ページあり |
そんぽ24損害保険株式会社 | 「そんぽ24自動車保険」に契約内容に関するweb確認ページあり |
セコム損害保険株式会社 | 「セコムあんしんマイカー保険」に契約内容に関するweb確認ページあり |
セゾン自動車火災保険株式会社 | 「おとなの自動車保険」に契約内容に関するweb確認ページあり |
ソニー損害保険株式会社 | 「ソニー損保自動車保険」に契約内容に関するweb確認ページあり |
SBI損害保険株式会社 | 「SBI損保自動車保険」に契約内容に関するweb確認ページあり |
チューリッヒ保険会社 | 「自動車保険」に契約内容に関するweb確認ページあり |
アクサ損害保険株式会社 | 「自動車保険」に契約内容に関するweb確認ページあり |
【総括】代理店型の場合、web証券化は大企業では進んでいますが、中小企業においてはまだまだのようです。ダイレクト型の場合、契約内容確認から様々な手続きまで全てweb上で対応可となっています。web化が進むと、契約内容に関する透明性が高くなり契約者にはより可視化が可能となっています。web上で円滑に事を進めるには、必ず証券番号を自分の手元に控えておくことが肝要です。さらに、頻度によっては、ログインに必要なIDとパスワードを予め登録設定を行っておけば、いつでも容易にログインが出来ますので、web上で契約の内容確認がいつでも可能となります。場合によっては、印刷して手元においておくことも可能となります。