事故を起こした時にジャストタイミングで現場に急行する自動車保険会社は代理店型の保険会社にはなく、ダイレクト型の保険会社にあり、しかも現時点で5社存在します。5社を列挙しますと以下の通りです。
自動車保険会社現場急行サービスありの会社一覧
✦三井ダイレクト損保
✦セゾン自動車火災
✦イーデザイン損保
✦ソニー損保
✦セコム損保
この5社においては、セゾン自動車火災はALSOKと連携して現場急行サービスを展開、イーデザイン損保、ソニー損保、セコム損保はセコムと連携して現場急行サービスを展開、三井ダイレクトはロードサービスセンターによるロードサービスを展開しているのが現状といえます。
自動車保険の現場急行ってどんなサービス?
現場急行するにはやはり何といっても必要になるのは警備面での機能を持っていることがポイントになってきます。この機能を持っている会社と提携したりしてサービスを展開していることが見受けられます。
しかも時と場所を選ぶことが出来ないことで、連絡手段等のツールも必要となってきます。現場急行に必要な機能は一般的には以下の通りです。
現場急行に必要な機能 | |
● | 怪我等の状態によっては救急車の手配 |
● | 警察への連絡とそのサポート |
● | 事故状況の詳細確認と報告 |
● | 事故現場における写真撮影とそのサポート |
● | 事故の相手からの聞取りとそのサポート |
そこで、気になる点はツール及び機能の件です。たとえば、おとなの自動車保険では車のダッシュボードに「つながるボタン」が取り付けられます。
このボタンと「つながりアプリ」が連動・起動されて受付担当者等に繋がって契約者の様々な情報と現場の位置を始めとした各種情報が確認することができるようになり、サポートが円滑に受けられることになります。
三井ダイレクトでは、QRコードによってGPS位置情報を取得してロードサービスセンターに繋がって現場急行することになります。このようにQRコードとGPSが連携させることで、旅行先での見知らぬ場所や目印になるものが見当たらない場所でも、いざという時は安心です。
つまり、安心してロードサービスを利用することでお客さまの現在地が瞬時に判明し、現場到着時間の短縮化が図られます。
警備関係の会社に依頼しなくても保険会社で現場急行サービスを行えればいいのにという疑問が出ますが、通常、現場に駆けつける人は警備関連の人で、保険会社の人は現場にはかけつることはしません。
警備会社と提携せずに、三井ダイレクトのようにロードサービスセンターを設置して対応を柔軟にしているケースもあります。安心サポートに対するますますの充実が今後叫ばれることでしょう。