車上荒らしで盗難などがあった場合に自動車保険で補償される。
しかしすべての会社がそういった補償を行っていのでしょうか?
車上荒らしの補償を行っている自動車保険とその内容を調査致しました。
車上荒らしの補償がある自動車保険会社を比較
車上荒らしついている自動車保険会社です。
まず共通認識としてどの保険会社も車上荒らしでの車両保険の定義は同一です。
例えば車の一部かそうでないかで車両保険で補償されるかを決めます。分かりやすいのがカーナビです。付帯している取り外しが効かないカーナビにおいては補償してもらえますが取り外しができるカーナビは補償されません。
トランクに入っているパンク用のタイヤも同一の考えです。付帯しているタイヤは補償されますがトランクに入っているタイヤは補償されません。そういった場合に安心できる特約として身の回り特約があります。
あくまでも車上荒らしでの補償はガラスを割られた、鍵穴を壊された、付帯する車の一部が盗まれたです。
こちらが会社によって変わる点なのでそこの違いを着目すると良いと思います。
会社名 | 車上荒らし補償 | 内容 |
SBI損保 | 車両保険で補償 | 車の一部となっているものであれば車両保険で補償。例えばタイヤやガラスの破損などは補償だが取り外しができるカーナビなどは補償外。しかし「車内外身の回り品補償特約」という特約を付ければ補償される。その特約でもアクセサリーやお金は残念ながら補償されない。 車内外身の回り品補償特約=1事故30万円が限度額 |
三井ダイレクト | 車両保険で補償 | こちらも車両保険でガラスの破損や鍵穴などの破損修理費用は出るが車に付帯しているものでないと補償されない。三井ダイレクトも「身の回り品補償特約」あり。限度額は統一しているのではなく契約時に限度額を決める形を取っている。 身の回り品補償特約=1事故契約限度額に応じて |
アクサダイレクト | 車両保険で補償 | 内容はほぼどこも変わらないですがアクサも身の回り特約があります。 車内外身の回り品補償特約=1事故30万円が限度額 |
損保ジャパン | 車両保険で補償 | 車両保険については同上。車上荒らしの補償として身の回り特約はありませんが類似特約があります。 車両積載動産特約=1事故30万円限度 |
おとなの自動車保険 | 車両保険で補償 | 車両保険については同上。盗難などの補償は限度額を契約時に選択肢しその金額が補償されます。 車両身の回り品補償=10万、30万、50万の中から限度額を選んだ補償 |
チューリッヒ | 車両保険で補償 | 車両保険については同上。特約は車内身の回り品補償特約で減価償却分を差し引いた額が補償されますが限度額が決まっていないので高価な品などがある場合は良いかもしれません。 車内身の回り品補償特約=原価償却分を引いた額を補償 |
三井住友海上 | 車両保険で補償 | 車両保険については他社と同じ。盗難は車内手荷物等特約という特約で賄えます。補償される限度額は契約時に取り決め。 車内手荷物等特約=1事故10万円、20万円、30万円限度額で支払い |
イーデザイン損保 | 車両保険で補償 | 車両保険については他社と同じ。 車載身の回り品特約=30万限度額 |
東京海上日動 | 車両保険で補償 | 車両保険については他社と同じ。盗難は車内携行品補償特約で限度額が100万円で設定できるプランもありますので選択できる範囲としては一番多いかもしれません。 車内携行品補償特約=1事故10万円~100万円限度額で支払い |
車上荒らしで車両保険を使うとこんな落とし穴が!
これを聞いてテンションが下がるかと思いますが盗難などで車両保険を使うと等級がワンランク落ちてしまいます。
ですから使用する場合は等級ダウンによって上がる保険料と損失を計算した上で保険料を受け取るか決める必要があります。
その時に使えるのが身の回り特約です。
この特約は保険会社によってない場合がありますが「身の回り特約」だけを使用した場合はノーカウント事故となりますので保険料が上がる心配がありません。