メガ損保の損保ジャパンですが「ヤバい」という書き込みが目立ちますがこれは一体なぜなのでしょうか?
本当に損保ジャパンはヤバいのしょうか?
その理由として損害保険協会が公式で発表している苦情件数もその要因の一つである。
2021年集計の数か月の苦情結果がこちらだ。
苦情数 | 契約等 | 管理等 | 保険金等 | |
損害保険ジャパン | 752件 | 7.2% | 3.5% | 86.8% |
東京海上日動 | 681件 | 5.4% | 5.7% | 86.8% |
三井住友海上 | 386件 | 7% | 4.1% | 87.8% |
あいおいニッセイ | 354件 | 9% | 4.5% | 85% |
AIG損害保 | 124件 | 13.7% | 3.2% | 80.6% |
ソニー損害保険 | 117件 | 8.5% | 0.9% | 88.9% |
共栄火災 | 75件 | 2.7% | 8% | 88% |
アクサ損保 | 75件 | 18.7% | 2.7% | 72% |
SBI損保 | 71件 | 4.2% | 4.2% | 90.1% |
日新火災海 | 65件 | 1.5% | 6.2% | 84.6% |
セゾン自動車 | 61件 | 13.1% | 9.1% | 75.4% |
イーデザイン | 58件 | 13.8% | 6.9% | 75.9% |
三井ダイレクト | 54件 | 7.4% | 1.9% | 88.9% |
楽天損保 | 39件 | 10.3% | 5.1% | 84.6% |
セコム損保 | 49件 | 20.4% | 0% | 75.5% |
大同火災 | 10件 | 10% | 20% | 70% |
au損害保険 | 2件 | 0% | 0% | 100% |
上記苦情と書かれている列は苦情の件数です。
左の%は何に対しての苦情かを割合で示している。
確かに苦情の件数は圧倒的に多い。
漠然と公式のデーターで示されているのを見ると説得力がある。
ただ誤解してはいけないのは加入者数もメガバンクなので相当数いるという事は承知してほしい。
損保ジャパンは収入保険料は2兆円に対してソニー損保は1000億円、セゾン自動車300億、セコム80億と言ったところですので規模が異なります。
もちろん自動車保険単体で見ると損保ジャパンの収入保険料は少なくなりますが利用者が多いことは確かでしょう。
損保ジャパンの安定財力はヤバい?
苦情と言う一面だけではなく会社自体の安定度はどうでしょうか?
それを見るのに役に立つのがソルベンシーマージン比率です。
これは加入者の損害を補償するのにどれだけの財力があるのかを示すもです。
損害保険ジャパンのソルベンシーは2021年8月の時点では856.2 %です。
東京海上は856.2 %、ソニー損保は872.3%、イーデザインは366.4%、楽天損保676.6%と言ったところです。
通常200%以上あれば安全な自動車保険という事らしいですがどこも高い数字ですね。
もちろん損保ジャパンは安定感が証明されました。
損保ジャパンが途中でヤバくなって潰れる位であれば他の自動車保険の方が早く潰れるでしょう。
損保ジャパンがヤバいというのは根拠がなかったり苦情件数の誤解が多いようですね。