共栄火災は2020年度のオリコン「16,378名が選んだ自動車保険ランキング」総合部門で第2位!
現在は、「保険料が安い」「ネットから手続きできて、手間が省ける」ということからダイレクト型(通販型)の保険が好まれています。一方、代理店型は人を介するため、どうしても保険料が高くなってしまうので、「安く済ませたい!」という方にはあまり魅力的ではないようです。そんな中オリコン総合ランキングで第2位となった代理店型の共栄火災は一体なんなんでしょう?(因みに東京海上日動は第3位)。ということで、共栄火災について検証してみました。
戦前からある老舗的な保険会社である「共栄火災」は、農村や漁村の方々に保険加入してもらいたいという趣旨から始まっている代理店型の保険会社です。ということから、JAグループ(農業協同組合)とはかなり深い関係があり、JA共済だけではカバーしきれない保険商品を取り扱っています。また、2006年からは富国生命と提携。さらにはセコム損害保険とも提携しており、三社の繋がりは密接で広範囲にわたってカバーしているようです。このようなことから、JAと一緒に二人三脚で地域に根差した活動を行ってきて、今の地位を築いたのではないかと考えられます。
さて、共栄火災の評判ですが、ネットの口コミを見てみるとそこまで極端に悪いことは記載されていません(よくある担当者が遅い、態度が悪いなどはあります)。いくつかピックアップしてみました。
〇「毎年家に保険料を受け取りにきてくれる」
これはなかなか無い。私は長年代理店型の保険に加入していましたが、保険料を取りにきてくれたことなど一度たりともありませんでした。
〇100%支払う修理代のうち、8割も共栄火災が支払ってくれた。
〇ダイレクト型と違って保険料が高いので、安くなればもっと良い。
〇初めてロードサービスを使った時、かなり早く来てくれて対応してもらえました。
このようなことから、かなりきめ細かなサービスをしてもらえるのではないかと考えられます。特に「毎年家に保険料を受け取りにきてくれる」など、聞いたことすらありません。そんな丁寧な対応をされたら、多少金額が高くてもそのまま継続しようという気にもなります。
また、これは代理店型なので仕方がないのかもしれませんが、そこまで保険料は高くないもののダイレクト型に比べると高額になってしまうのは否めません。それでも、サービスが手厚ければお客さんは満足すると思います。
新規クライアントの獲得はどうなのかは分かりませんが、依然として農業や漁業関係者からは人気がある保険のようです。地域密着、一人ひとりのお客さんと繋がることで、オリコン自動車保険ランキングの総合部門で第2位(2019年度)の地位を獲得しているのではないでしょうか?