自動車事故を何度も起こすとどうなるのか?
事故を1回、2回、3回と起こしていくと等級がだんだん上がっていき最終的には保険料などがすごく高くなるというのは聞いているのですが実際どのくらいの金額が高くなるのでしょう。
自動車保険には等級というものがあり最初に加入した際には6等級や7等級から始まるわけですが事故を起こさないと1年に一度この等級が9,10と上がっていくわけです。
等級が上がると割引されていき最終的には20等級となりマイナス63%割引となるわけです。
10万円の保険料が37,000円となるわけですからかなりお得ですよね。
自動車保険 1年1回事故を起こした人の保険料
基本的には事故は3等級ダウンと言って例えば10等級だったのが7等級まで下がってしまいます。
しかし事故が必ずしも3等級ダウンとは限りらず1等級ダウンや等級ダウンなしという場合もあります。
具体的に説明すると盗難など車が盗まれた場合に車両保険などを使った場合は1等級ダウン、個人賠償など自動車以外の事故を使用した場合は等級ダウンなしなどがあります。
さあ具体的に保険料がどのくらい下がるの見ていきましょう。
10万円だった人が1回事故を起こした場合(7等級の方)
70,000円→98,000円
となりました。
2万円以上保険料が高くなります。たった1回だけでもこれだけ違うわけですね。
自動車保険 1年に2回事故を起こした人の保険料
先程と同じ人で計算してみましょう。
10万円だった人が2回事故を起こした場合(7等級の方)
計算はそのまま3等級ダウン×2となりますので合計6等級ダウンとなります。
70,000円→164,000円
となります。
もはや倍以上ですので6等級戻すのにいくらの出費があるのかという感じですね。
普通に事故を起こさなければ毎年どんどん割引となりますのでその開きは思っている以上に大きなものでしょう。
ただこれは等級がどの位置にあるかで変わります。
今回は等級スタートの7等級から計算していますので20等級の人が2回事故を起こしても実は差ほど金額は変わりません。
100,000→111,000円となるだけです。
ですから事故のペナルティによる保険料の割り増しは等級にもよるという事ですね。
自動車保険 1年に3回事故を起こした人の保険料
通常で言えば事故ごとに3等級ダウンとなりますので20等級の人であれば11等級の保険料となるわけです。
しかし7等級の人が9等級ダウンというのはできませんので1等級からは下がりようがありません。
保険料は
70,000円→164,000円となるだけでしょう。
1等級のままで9年間高い保険料を支払ってもとに戻すという事ですね。
しかしそもそも1等級の人はそれ以上の事故を起こした場合、契約解除、拒否という事も考えられます。
保険料が割増になるという問題ではなく来年再契約してくれるかというのが議題です。
他の自動車保険会社にすれば良いと考える方がいるかもしれませんが1等級の人で他社に移動するのはまず無理でしょう。
現在の保険会社が更新してくれるかは個々に判断となるでしょう。
自動車事故の等級ダウンをもとに戻すには?
20等級の人が事故を起こし場合は-44%の割引が-25%になるだけなのでそのまま継続しても多少高くなる程度で大丈夫でしょうが等級が1等級まで下がった人は、数年間も長い間払い続けて戻すというのは費用もかさみ大変でしょう。
そういった場合1年程度で等級を7等級に戻す方法があります。
それは13ヶ月保険に加入しないという方法です。
自動車保険の契約を解除し1年間は車を使わずに14カ月たった際に新規契約をすれば6や7等級から始めることができます。
これは車を使わない方法ですので現実難しいとは思います。
それに付け加えるとすると1日自動車保険なんかで代用して乗る時だけ使用するというのはどうでしょう。
保険料がすごく高い人は通常入る自動車保険より安く済む可能性があります。
参考まで。