損害保険料率算出機構の主たる役割は損害保険の保険料率を算出したり料率体系を策定することである。

民間企業のように利潤を追求する団体ではない

この点を応募する際に充分に把握しておくことが重要である。

 

損害保険料率算出機構 採用について

この団体が採用したい人材像は大きく、

①責任感を持って挑戦していく主体性、

②考えて考え抜いて、新しい価値を創出できる力、

③常にチームワークを優先させながらより高いレベルの成果を追い求めていくコミュニケーション

の3つがあり、これら3つが兼ね備わった人を求めている。

とはいえ、損保業界を取り巻く環境は猛スピードで変遷しており、この団体でも求める人材に対しても変革のタイミングということでチャレンジすることに意義がありそう。

殆どの自動車事故に関する調査は該機構が絡んでいて、今後はさらに人工知能と自動運転、ガソリンから電気への変革等、様々な局面で損保料率へのインパクトは増しているのが現状である。

利潤追求の意識が低く競争意識が欠けていて、社内風土はのんびりとしている。それでいて給料は比較的に高めに設定されているのが特長であろう。

 

【キャリア応募条件等】

アクチュアリーとして数理分野の実務経験を有している人、又は数理分野のスペシャリティを活かして当機構の発展に貢献できる人が望ましいとされているが、応募の資格としてはアクチュアリー正会員の資格及び数理業務に関する実務経験を有していることが応募条件となっている。

 

[応募する際に必要な書類]

1)A4サイズの履歴書(写真は必ず貼付すること)

2)A4サイズの業務経歴書(但し、書式は自由)

3)A4サイズの自己PR書類(但し、書式は自由)

4)日本アクチュアリー会発行のアクチュアリー資格証明書

[面接]書類審査後、通過者に面接日程等の連絡を行う。

 

損害保険料率算出機構の年収

【年収】明確な給与に関するデータはないが、一般的いわれていることではあるが給与水準は大手損保業界の50~6%、つまり中堅の損保業界よりやや低めに設定されているというのが現状であろう。利潤追求する団体ではないため、仕事の出来に左右されることがなく、概ね公平に設定差rている感がある。

ただ、残業代に関しては仕事が遅い人ほど早い人の比べて多くなるという傾向が出てしまう。その為仕事が遅い人の方が月給は高めになってしまう。賞与については一律に支給されることから、仕事の早い人と遅い人との差異はなく同じである。

また、給料は年齢とともにアップしていき、管理職にも昇格していく。

 

損害保険料率算出機構 仕事について

仕事の内容は自賠責保険調査を行う唯一の団体であることから、大概の交通事故調査を実施するという非常に高い社会貢献姓を帯びている。他の損保会社にはないようなノウハウとかプロセスとか統計手法を有していて、極めて高い専門性と誇りを持って業務に臨むことができる。

 

損害保険料率算出機構 評判や口コミ

【当機構の評判等】全般的には日常業務が非常にタイトで、かつ人手不足の感が濃い。そのために口頭での情報伝達という手段が常套化している嫌いがある。

このことが大きな原因となり、勉強会を開催したり、セッションをオープンしながらして、様々なノウハウの共有化が進んでいないのが現状である。

また、業務上の手続マニュアル、運用マニュアルが社内で統一した形で作成することはなくて、各部署あるいは人に依存した形態をとっているため、内容にバラツキがあり、統一されていない。それぞれの声を集めてみました。

[声その1]人員を補充するために、残業を敢えて行なっているようである。補充するといっても、契約社員という雇用契約で人件費を抑制しているようである。

[声その2]職員の年齢層が高いため、待遇がよく、有給休暇の消化率は非常に高い。そのため、待遇に関しては職員間の認識度は低く、職員以外は休暇等は取得する雰囲気が余り良くないという現象が生じている。

[声その3]利益追求の仕事ではないため、競争意識は殆どといっていいほど乏しい。そのためか、仕事の割には給与は恵まれている感を概ね持っているといえる。

それより何より人事考課ランクという制度がなく、仕事ができる出来ないに拘らず同じ金額の賞与であったり、一般の会社では考えにくい現象、即ち仕事が遅く出来ない人の方が、仕事が早く出来る人の給料より多いという現象が生じている。残業代が影響しているのである。

出世においても年功序列的に上がっていくし、付随した形で給料も上がっていくし、管理職に就けるという現象が顕著に出ている。

[声その4]専門性の高い業務を遂行している関係で、調査に関するノウハウやそのプロセス、そしてそれらの統計的手法においては、他の追随を許さない位レベルが高い。そのためにプライドを持って仕事に取り組むことが出来る。

[声その5]子育て支援は結構充実しているといえる。子どもの看護休暇、時短勤務制度が普通に取得している。

[声その6]人に対する観察力、忍耐力が仕事を通じて身につくので、後々の人生に役に立ちそう。

[声その7]PCについては必須ではあるが、語学については一部の部署で必須。但し、PC以外のシステムに関することはあくまで自己啓発によっていろいろなものを吸収していく。当機構に頼らずに、あくまでも個人ベースで将来の目標に向かっていくことが良いといえる。