セゾン自動車火災は損保ジャパングループ傘下の保険会社。知名度はやや低めですが、会社の信頼性は高いといってよい。
この会社が取り扱っている自動車保険は、「おとなの自動車保険」と言う保険になります。保険会社名よりも商品名のほうが有名になってしまったという不思議な現象が起きてしまいましたね。
この保険はまだ新しく、2011年に販売開始され、特に40代~50代の方に指示されている保険になっています。
この保険の特色は「事故率が比較的低い40代~50代の保険料率を最も低く設定する」ことで低価格の保険を実現したところにあります。
実際に、40代~50代の方の90%以上がこれまでの保険より安くなったと回答していることからもよくわかります。
ネットから新規申込で10000円割引!(継続契約時も適用される)これもかなり評判がよいです。
それ以外の年代にはかなりの割高なのか?というとそうでもなく、30代の中にも保険料の安さに引かれて加入したユーザーはかなりいます。
バイク保険は取り扱ってはいませんが、原付(125cc以下)であれば、特約で補償する事が出来ます。
価格の割りに、補償内容は標準付帯されているものが多く、この点でも割安感を感じさせます。
特約も充実しているので、必要な補償をしっかりと組み込める保険に仕上がっています。
また、ロードサービスは特約扱いで、特に必要がないと思う人は付けないという選択もできます。その分さらに保険料を引き下げることが可能です。
また、法律相談・健康相談がこの保険にはサービスとして付随しています。シニア世代をターゲットとした保険ならではのサービスですね。
通販型だがが基本補償を全て無制限で固定してることで、保険料の低価格化にはやはり限界があります。
「とにかく低コストで」と考えている人には、「そんなにやすくないじゃん」と思う人もいると思います。
総評として・・・販売からまだ間もないので、契約件数は約10万件と少ないです。(平成25年1月時点)保有契約数を最大手の東京海上日動と比較すると、わずか1%の規模でしかありません。
さらに事故対応件数が少なく、事故対応・事故処理に関する評価がほとんど出てきてません。これからに期待が掛かる保険であると同時に、新参者ならではの不安要素も併せ持った、今の段階では諸刃の刃的自動車保険という現状です。
今の勢いを維持できればかなりの規模へと成長できるとは思いますよ。