2022年の自動車保険のシェア率はどのくらい?

その他自動車保険関連

自動車保険のシェア率という課題においては、日本では古くから存在している代理店型の3つのメガクラスの自動車保険会社が断然シェアを占めていて、なんとおよそ89%の占有率を誇っています。

 

2022年の自動車保険のシェア率一覧

 

3つのメガとは東京海上ホールディングス、MA&ADホールディングス、NKSJホールディングスの3つを示します。3メガ損保以外の損保会社を含めてシェア率は下記の表で表されます。

 

【3メガ損保】

名称占有率タイプ保険会社名
MA&ADホールディングス34.4%代理店型三井住友海上
あいおいニッセイ同和損保
ダイレクト型三井ダイレクト
東京海上ホールディングス27.1%代理店型東京海上日動
日新火災
ダイレクト型イーデザイン損保
NKSJホールディングス27.3%代理店型損保ジャパン
日本興亜損保
ダイレクト型セゾン自動車火災
そんぽ24

 

代理店型は概ね2ケタ台のシェアで、ダイレクト型は1%台となっていることがこの表から分かってきます。つまり、3メガ損保においては代理店が強くダイレクト型は代理店型をサポートしているといえます。

 

【その他国内】

名称占有率タイプ保険会社名
その他・国内5.0%代理店型共栄火災
朝日火災
ダイレクト型ソニー損保
SBI損保
セコム損保

【AIGグループ】

名称占有率タイプ保険会社名
AIGグループ4.4%代理店型AIU損保
富士火災
ダイレクト型アメリカンホーム

【その他・外資】

名称占有率タイプ保険会社名
その他・外資1.8% 代理店型 ゼネラル
 ダイレクト型 アクサダイレクト
 チューリッヒ

 

3メガ損保を除きますと、ダイレクト型のシェアはかなりのスピードで拡大の一路を辿っているようです。2012年においてはおよそ4.4%のシェアに過ぎなかったのが右肩上がりの傾向が続いていて正味収入保険料においてはおよそ1.5倍に伸びています。

そこで、3メガ損保でも最近はダイレクト型に強化してきており、今後は補償の内容、サービス内容等においてますます多様化しており、確実にダイレクト型のシェアは伸びていくと予想されます。

以下に自動車保険の正味収入保険料の表を記述します。

 

タイプ保険会社名正味収入保険料
代理店型東京海上日動火災9903億円
損保ジャパン日本興亜9078億円
あいおいニッセイ同和損保6652億円
三井住友海上火災6262億円
代理店型-計3兆1896億円
ダイレクト型ソニー損保813億円
チューリッヒ保険353億円
三井ダイレクト344億円
アクザダイレクト324億円
SBI損保242億円
セゾン自動車火災172億円
イーデザイン損保167億円
そんぽ24139億円
セコム損保77億円
ダイレクト型-計2291億円
損保業界全体の合計3兆8768億円

 

ダイレクト型の業界全体におけるダイレクト型のシェア率は5.9%でした。因みに前年は5.7%、前々年は5.4%でしたので、着実にシェアを伸ばしてきていることが分かります。

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