※損保ジャパンと合併して現在は「損保ジャパン」になっております。
2001年~2002年にかけて日本火災・興亜火災・太陽火災の3社が合併してできた保険会社
もともと大手損保会社のひとつに数えられていたが、石原軍団をCM起用したことでさらに知名度を上げた。
現在、2014年に向け損保ジャパンと合併を模索していて、今後の動向が注目されている。
日本興亜損保は他社と比較すると特約が充実しています。
全損・分損時に超過修理費用を補償してくれる特約があり、自車と相手車それぞれに対してこの特約が用意されています。
さらに車の買い替え時に諸費用を40万円を限度に補償してくれる特約まで用意されており、事故から車の買い替えまで補償し続けてくれる非常に心強い保険を作ることが可能です。
とくに法人契約での特約はここが一番充実していると思います。主に5つの法人車用の特約とがありあらゆる業種に対応しているので、業界に関係なく保険の組み上げが可能です。
さらに、臨時代車でも保険適用の対象となる特約が自動的についてくるため安心感に拍車をかけています。
独特な保険としては、免許は持っているが車を所有していない人のための保険が用意されています。
ペーパードライバーや知人からたまに車を借りて運転する人に最適な保険です。
保険料も割安で済みます。
契約更新時に関しても、他社より対応がしっかりしています。通常、更新を忘れてしまうと等級がリセットされてしまい、かなりの損失につながります。しかし、安心更新サポート特約をつけていれば、更新をし忘れた場合、自動的に前年の契約を継続更新してくれるといううれしい特約となっています。
また、次回契約更新時年齢条件が変更となる場合も、年齢条件変更の予約が行えます。事前に申告さえしておけば、次回更新時に自動的に年齢条件を変更してもらえます。
ゴールド免許割引もあり、21歳以上限定まででは6%割引と少し低めですが、26歳以上限定からは12%割引と割引率が倍になります。
と、ここまでは日本興亜のよいところを解説してきましたが、当然マイナス面もあります。
先ず第一に保険料は業界内でかなり割高感があります。
特約が充実しているといいました。確かにあれだけの特約をつけるとかなり心強い保険に仕上げることが可能です。しかし、もともと割高な保険料に特約をあれこれつけてしまったらかなりの高額な保険料になってしまいます。便利な特約でもちゃんと費用対効果を考えなくてはいけません。
次に事故処理・対応に関して大手損保の中でも評価が低いです。
主な原因は「支払い拒否」や「支払遅滞」となっています。どんなに事故対応が優れていても肝心な保険金支払を渋られては全て台無しです。
割高な保険金を掛け必要なときに保険金が支払われないでは、「何に支出をしていたんだ?」ってことになりますよね。
大手ランキングサイトで上位に入ってこれない致命的な原因がおそらくこれでしょう。
総評として・・・一言で「金持ちのための保険」ですね。特約を充実させなければ、他社と別に補償内容は変わりませんし、特約つけたらつけたで規格外の保険料になってしまいます。
あとはペーパードライバー専用の保険に加入する人向け。両極端ですね・・・
法人契約を希望する人にはおすすめできますが、個人契約では・・・とにかく見積もりを出してからの判断とならざるを得ないでしょう。
価格度外視という人はぜひフルアーマー(?)自動車保険で安心なドライバーライフを送りましょう。
あ、でも保険支払率が・・・・・