自動車保険とJAFのロードサービスの大きな違い!比べた結果

その他自動車保険関連

「ロードサービスにおける両者の相違点は?」という疑問をよく耳にする。そこで今回はこの両者のロードサービスについて様々な角度から調査してみると、以下のような違いが大きく3つあることが判明した。

 ① 自動車保険は車、JAFは契約する人が契約対象

 ② ガス欠補給サービス:自動車保険は契約期間中1回、JAFは無制限/燃料代実費

 ③ ブランド力:「ロードサービス」といえばJAF

 

よくある認識力のなさからくる誤解がありそう。

自動車保険のロードサービス機能を利用すると、「現在の等級からダウンして、その結果、保険料がアップしてしまう。」、或いは「自動車保険のロードサービスにおける作業範囲が限定されている。」等のような誤った認識が蔓んでいることであろう。

 

これは明らかに知識不足であることをはっきり申し上げておく。等級がダウンするのは、あくまでも保険金が支払われた場合である。

また、ロードサービスは事故の内容やトラブルの内容等には一切無関係であるため、何度も利用することが可能である。ちなみにどんな理由で出動しているかを調査してみると、

 

バッテリー上がり約84万件
パンク修理約30万件
鍵の閉じ込み約27万件
落輪(脱輪)約20万件

<注>転落は対象外である。 上述の事故やトラブルをみてみると、そのほとんどは自動車保険のロードサービスで対応したものばかりであることがわかる。

 

ということは、自動車保険でのロードサービスは日常発生トラブルにおいては事足りているといえる。

⇒ 万が一、トラブルに見舞われた場合、試しに自身が契約している自動車保険の会社に連絡してみるのもいいのかしれない。

 

ロードサービス
自動車保険JAF
サービス拠点約9,300ヶ所約1,700ヶ所
対応時間24時間365日24時間365日
バッテリ上がり
パンク修理
鍵閉じ込み
牽引車60km又は最寄りの指定工場まで無料のいずれか15kmまでは無料
ガス欠10l無料(但し、契約期間中1回)補給回数:無制限、燃料代実費

 

JAFを利用する場合は、一般社団法人日本自動車連盟(=JAF)に、2,000円の入会金及び年会費4,000円を支払う必要があることに留意すること。

【総括】それでもJAFに入っていた方が良いというケースをまとめてみよう。

 

 ⇒ 本人の所有車以外の他人所有の車の運転する機会が多いケース

 ⇒ 劣悪(例:悪路や雪道等)な環境下で運転する機会が多いケース

 ⇒ 契約保険会社がJAFと提携しているケース

 

その他にJAFに入会しておけば安心と思う人は、JAFに入会した方が気持ちが落ち着いて良いと思われる。

車を利用する人の周りの環境や利用の仕方を充分に把握した上でJAFに入会する、あるいは逆にロードサービスはJAFのみで、自動車保険のロードサービスを外すというようなケースも一考の余地があると思われる。

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