ゼネラリはイタリアに本社を置く外資系の保険会社。企業格付けとしてはA-~A辺りとなっており、会社全体の経営状態にはあまり心配はないと思われる。
ただ、日本での宣伝広告が全くと言ってよいほどなく、知名度もほとんどありません。
拠点も東京・東海・大阪の3箇所のみで、全国的なサービス網も持ち合わせていません。
ここのウリは、代理店販売型にもかかわらず、ダイレクト型に引けを取らない保険料の安さにあります。
しかし、これが逆効果を生んでいる状態でもあります。知名度が低い会社が保険料の安さで勝負すると、日本では不安材料という認識でしか捉えてもらえません。ホームページも不親切なので、詳細も把握できない状態。完全に日本での販売戦略を誤ってしまった典型的な外資系企業のモデルケースになってしまっています。
保険料の安さで勝負していたのだが、「ステーションワゴンタイプ割引(最大45%割引)」や「免許取得年数経過割引(取得後3年以上経過で割引)」を廃止してしまいました。
その代わり、「ゴールド免許割引」と「使用目的による割引(日常・レジャー目的なら割引)」を新設したのですが・・・。
さらに、他社との差別化的要素がなくなる結果になってしまいました。
ロードサービスに関しては一通りのものが揃っているので、合格点を与えられるとは思います。レッカー25km無料は少々心許ないですが。
ただ、事故対応に関しては、すこぶる評価が低いです。事故対応はほとんど電話対応のみで処理されることがほとんどで、安さにつられて加入したユーザーの中にはかなりの涙目状態になった人もいます。
総評として・・・これまでの記述から創造できるとは思いますが、あまりおすすめは出来ない保険です。保険会社としての力は弱いので、やはり保険料の安さ勝負をするしかないのか・・・。しかし、通販型の「ロッソ」は既に販売終了。この状態で同じ安さ勝負のダイレクト型保険会社と勝負するのもかなり分が悪い。うーーん、チェックメイト・・・か…..