自動車保険会社の売上は契約した保険に対して支払っている保険料等が売上勘定に計上される仕組みになっています。(自動車保険会社売り上げランキングは一番最後に書いています。)

自動車保険売り上げランキングの根拠について

売上ランキングというのは保険料収入額のランキングという意味と同義です。もう少し詳細について、以下のようになっています。

保険料とは補償する範囲と補償金額(=保険金)で決定される金額のことと一般的に定義されます。

 

注意しなければならないことは等級、契約者と締結する条件等によって大きく変化していくことです。ということで、極めて保険料の仕組みは分かりづらくて見えないことが多いようですが、ここはしっかりと効率的に保険の仕組みを活用することに心がけて理解に務める必要があるかと思います。

 

保険料の構成について

 

保険料純保険料保険金支払を原資とした金額が充当されます。
付加保険料会社の事業を運営する上で必要になる事業経費が充当されます。
代理店からの手数料代理店制を敷かないダイレクト系統の保険会社は概ね小さい。
利益何といっても各社の経営目標によって大きく左右されます。

 

純保険料は各保険会社における料率が違うため、ランクにおける差異が発生する要因となります。また、事業経費についても各社の経営上の力の入れ方や営業面でのストテジーによって大きく差異が生じることになります。保険料の具体的定義の算出式は以下の通りです。

 

保険料=∑((全保険) + 特約)

では、全保険とは何を示すかを述べてみます。

 

種目別保険のすべて

 

 種  目保  険特  約
賠償保険対人保険*他車運転危険担保

*ファミリーバイク

の2種類があります。

 

対物保険
損害保険自損事故保険
無保険車保険
搭乗者保険
人身補償保険
車両保険車両保険*免責ゼロ*新車

*事故付随費用担保

*代車費用担保

*身の周り品担保

のように様々なものがあります。

その他*等級プロテクト*弁護士費用等担保

*おりても

*交通障害担保

*個人賠償責任担保 他

 

保険料算出ファクターである料率

 

ヒトに関するファクター*運転者の年齢*運転者の範囲

*免許の種別(ゴールド)

クルマに関するファクター*車種*排気量

*型式

*安全装置

*ノンフリート等級

その他*車の使用目的*年間の走行距離

*居住している地域

*自己負担額(免責額)

 

上述のファクターに伴って料率が決定されます。これで、保険料は保険金額に料率を掛け合わせて算出されます。現在は自由化が推進されていて、保険会社間での競争が激化しています。そのため、各社に問合せを行なって自分が思い描くものに近づけることが極めて肝要となります。

 

自動車保険会社別売り上げランキング一覧!

ここで、最近のデータを参考にしながら保険会社の売上げランキングをリストアップしてみます。

保険会社名売上金額(単位:億円)占有率(単位:%)
1位東京海上HD32,65534.5
2位MS&ADインシュアランス GHD30,78732.6
3位損保ジャパン日本興亜HD25,52127.0
4位トーア再保険2,2372.4
5位共栄火災海上保険1,6901.8
6位ソニーフィナンシャルHD9691.0
7位セコム4010.4
8位朝日火災海上保険3210.3

 

やはり、俗にいうビッグ3の売上は際立っていることが明らかであることを示しています。